論文情報
- Title: Stomatal optimization based on xylem hydraulics (SOX) improves land surface model simulation of vegetation responses to climate
- Author: Eller et al
- Journal: New Phytologist
- Year: 2020
- Volume: 226
- Pages: 1622-1637
- DOI:
https://doi.org/10.1111/nph.16419
論文メモ
Abstruct (6mins)
- 導管の通水性に基づく解析的な最適化気孔コンダクタンスモデル、SOX を開発した
- SOX を JULES に組み込んで葉、および生態系レベルで SOX の全球的な検証を行った
- SOX は従来の気孔コンダクタンスモデルと比較して、木本における気孔コンダクタンスの気候応答をより正確に推定した
- 70 の渦相関フラックス観測サイトで、SOX は土壌水分に対する GPP の感度を下げたが、結果として年間 GPP の推定値が 30%増加して、観測値とよく一致するようになった
- 熱帯常緑樹林で RMSE は最大で 45%減少した
Introduction (48mins: ラグランジュの未定乗数に関する動画視聴も含む)
- 多くの LSMs は土壌水分の影響を「β 因子」という経験的な指標で表現していますが、これは干ばつ応答を過大評価する傾向。また、理論的・経験的な根拠にも乏しい。
- 道管の通水性(xylem hydraulics)という測定可能な形質を用いて、水ポテンシャルの低下に伴う水損失を最小化する新しい最適化モデルが提案されている
- SOX モデルは、光合成同化物と水ポテンシャルの線形関数の積を最適化するもので、本研究ではその解析的な近似式を開発した
- Sperry の開発したモデルとは最適化の対象が異なる: Sperry モデルでは、導管の通水コンダクタンスの低下とともに増加する導管障害(キャビテーション)がおもな「損失」として定義されていた
- SOX を LSM(JULES)に組み込み、全球規模の観測データ(葉レベルおよび生態系レベル)と比較することで、その有効性と汎用性を検証する
Materials & Methods
Results
https://gemini.google.com/share/3645a6c24919